ハヤのそらね

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東京ジャンケン第3回公演「コミックポテンシャル」

昨年の5月に第1回公演 「あなたに会えてよかった~Communicating Doors~」を観に行った東京ジャンケンの第3回公演「コミックポテンシャル」を観に行ってきました。
会場は赤坂RED/THEATER



あいにくの雨でしたが会場は満員。通路に小さな補助席を並べるほどでした。
公式サイトよりあらすじ
近未来の撮影スタジオ。ロボットが役者をやる時代。
かつて名監督だったチャンドラーが、そのロボットたちに演技のプログラミングをしてドラマを撮影している。
そのスタジオへ、テレビ局のオーナーの甥であるアダムが見学に来る。
そこでアダムは、プログラムされてない演技を勝手にしてしまう、ロボット女優のジェシーに興味を抱く。
脚本家志望のアダムは、「ジェシーのために脚本を書きたい!!」 と言い出す。
そのうちに意気投合したアダムとジェシーは駆け落ちをするが…。

前回と同じくイギリスのアラン・エイクボーン原作の作品です。
「あなたに会えてよかった」はタイムスリップを題材にしていましたが、今回は近未来を舞台に人とロボットの恋愛を描いたSF+コメディ物語です。

まず、ロボットが役者をする(アクトロイド)という設定に基づいて、会場前の諸注意や、休憩中に舞台を整える裏方さんまでロボットじみた動きをするという徹底した舞台設定となっていて劇の合間も笑わせてくれましたw

お話の主役は女性形アクトロイドの「JCF31333」通称ジェシー(名塚佳織)と彼女に恋をしてしまうコメディ作家志望の若者、アダム(米原幸佑)。
とにかく名塚さんの演技がすごかったです。もうこの人他の人の倍くらい動いているんじゃないの!?っていうくらい。
前半はアクトロイドとして、電源が入っていない時は立ったまま微動だにしないで舞台に立っていましたが、アダムから演技を教わり独自の思考で活動し始めた頃から動く動くw
ジェシーはアクトロイドのため、ふとしたきっかけで過去に演じた役のセリフが記憶から突然飛び出し、肝っ玉母さんな顔から悲劇のヒロインにまでなれてしまうということで、もう10人分の顔が出たとか言うレベルではないですw
ダンスのシーンでもホントめちゃくちゃ飛んだり跳ねたりしていました。
そして、「感情に応じたBGMが再生される」という要素。
もうカスタードパイが舞台上にあるだけで嫌な予感しかしなかったのですが、そこで不穏なBGM。
来るぞ……来るぞ……と分かっていてもあそこは完全に笑うしか無かったです。

そうして、交流を深めるうちにアダムはジェシーを愛し、ついには駆け落ちしてしまう……というのが後半のシナリオなわけですがこの先の展開はややありがちな展開であり、オチは「あなたに会えてよかった」のほうがインパクトが強かったなぁ。という気がしました。

変わらずにはいられない人間と変わることのない存在との恋物語はいつの時代も難しい話でありますが、決着の付け方はパターンが限られている感がありますから。このお話のように変わらず共にあるか、というのとファンタジー的な人間への転生するか、の2つが主流ではないでしょうか。最後、どうせ帰ってくるんだろうな、とは思いましたがああいう形で帰ってくるとは。見事でした。

ということで東京ジャンケン第3回公演「コミックポテンシャル」でした。
前回はコメディでありつつ、ホラー?サスペンス?的なところもありハラハラしながら観ていましたが、今回はとにかく最初から最後まで笑いの要素が絶えず、終始楽しませてもらいました。

でも、正直一番印象に残ったシーンは最初のほうでドラマで気に入らない役を殺したディレクターの「やったぜー!」でした。もう正に「完全勝利した」って感じが凄くてw


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ところで、『アストラエアの白き永遠』にもロボットヒロイン・コロナちゃんが登場しますね。

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