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【星空への憧憬】あなたの背中を追いかけて~はやぶさ2~

まえおき

この記事は星や宇宙をテーマにしたPCゲーム『星空のメモリア』『アストラエアの白き永遠』が好きな管理人がそれらのテーマに関わる話を紹介する記事です。

☆この記事は『アストラエアの白き永遠』から日本の宇宙開発についての話を紹介する記事です。
☆この記事には人工衛星の擬人化要素が含まれます。
☆この記事は主にしきしまふげん著『現代萌衛星図鑑』及び同氏の発行した同人誌『はやぶさ2ハンドブック』と、ネット上の情報を引用、要約した記事です。
☆管理人は専門の知識は全くありません。技術的な部分については完全にコピペです。ご了承ください。

現代萌衛星図鑑現代萌衛星図鑑
(2009/06/10)
しきしま ふげん

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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

その瞬間を誰もが待ち望んでいた。
小惑星探査機「はやぶさ」が、ついにイトカワに舞い降りた。
たった3発の弾丸、足りない燃料、迫る帰還ウィンドウ、がたつく体、
友との別れ、険しい地形。立ちふさがる障害のすべてを打ち砕き、彼女は自らの存在を歴史に刻み込んだ。
3億km離れたあの星に、彼女の足跡は半永久的に残り続ける。
それは、確かに存在した21世紀の冒険の証なのだ。
『現代萌衛星図鑑』より


小惑星探査機「はやぶさ」の帰還から4年。後継機である「はやぶさ2」の打ち上げが11月30日に決定しました。
JAXA公式サイト
http://fanfun.jaxa.jp/countdown/hayabusa2/

いまやいちやくトップアイドルとなった「はやぶさ」その妹である「はやぶさ2」に対する期待は計り知れない物があるでしょう。
ですが、「はやぶさ2」は元から注目を浴びる探査機ではありませんでした。まずはその話から。
そもそもこの「はやぶさ2」提案されたのは「はやぶさ」打ち上げの翌年、2004年でした。ですがJAXA内での予算は限られており、予算不足のため打ち上げは他国のロケットに乗せてもらわなければならないというところまで考えなくてはいけないほどでした。

しかし、2010年「はやぶさ」の帰還により状況は一変します。

予算が組まれ、2011年に正式にプロジェクトが発足。
打ち上げも自国のロケットで行うことになりました。

姉の帰還から4年後の2014年、「はやぶさ2」は姉の背中を追いかけて小惑星1999JU3へ旅立ちます。
2014101100001

「はやぶさ2」は初号機に比べて100kg重い。その重量の半分が”「はやぶさ2」を更に死なない探査機にする”という目的のために費やされている。
『はやぶさ2ハンドブック』より


「はやぶさ2」は不死身の探査機と呼ばれた「はやぶさ」を基本とし、変更箇所を最小としつつ、二度目の金星軌道投入の機会を待つ「あかつき」、ソーラーセイルを広げて航海をしている「IKAROS」の技術が採用されています。
「はやぶさ」よりももっと強く、もっと遠くへ行くために。

さらに、「はやぶさ」のお伴、探査ローバーは「ミネルバ」だけでしたが、「はやぶさ2」では国産の惑星探査ローバー3機に加えて独仏の探査ローバーもお伴として宇宙に旅立つのです。

と、「はやぶさ」に比べてかなり大きくなっている「はやぶさ2」ですが、それを可能にしたのは打ち上げロケットが違うからです。
「はやぶさ」の打ち上げに使われたのはM-Ⅴロケット。
対して「はやぶさ2」の打ち上げに使用されるのは先日「ひまわり8号」を打ち上げたH-ⅡAロケットです。M-Ⅴに比べて振動も少なく(M-Ⅴの振動は激しく、それにより衛星が損傷する危険があった)打ち上げる力も強く、それが「はやぶさ2」の重装備につながったのです。

そして、「はやぶさ」が小惑星イトカワに3ヶ月滞在したのに対し、「はやぶさ2」は目標の小惑星に1年半(!)滞在します。
その間に前述の探査ローバーを送り込む等のミッションを行うわけです。
そして最も重要な任務が姉の成したサンプル採取のミッションです。
「はやぶさ」はイトカワの表面の微粒子を採取しましたが、「はやぶさ2」は小惑星1999JU3の内部、太陽光や放射線に晒されて「宇宙風化」を起こしていない、太陽系の起源・生命の起源の秘密を秘めているかもしれない内部のサンプルを採取することを目的としています。

そのための新装備が「衝突機(インパクタ)」です。
この衝突機で小惑星にクレーターを作り、そこからサンプルを採取するのですが、報道では簡潔に紹介されてばかりのこのミッション、とても複雑です。
①ホームポジションに移動
②衝突機を投下
③水平退避
④垂直退避
⑤カメラ放出
⑥衝突機を起爆
⑦ホームポジションに移動
⑧サンプル採取
まず衝突機を小惑星に向けて投下。この時点ではまだ衝突機は起爆しません。
それから、③、④と移動をして小惑星の裏側に退避します。
なぜなら、衝突機の起爆によって飛び散る破片を避けるためです。
その後⑤で爆発の瞬間を観察するためにカメラを反対側に放出します。
そして安全な地点から衝突機を起爆。その様子をカメラで観察します。
こうして小惑星にクレーターを作り、最後にサンプル採取を行います。
ただ、もしこのクレーター生成に失敗したらどうするのか。

こんなこともあろうかと!(とりあえず入れてみる)
と、いうわけでもないですが、仮に衝突機が不発だったとしても、「はやぶさ2」のサンプラーホーンは改善されており、接地するだけでも小惑星表面のサンプルが採取可能にはなっています。二段構えというわけです。

テレビ等の報道ではシンプルに「衝突機でクレーターを作り小惑星内部のサンプルを採取する」とだけ説明されているばかりのようですが、実際にはここまで複雑なプロセスを要するのです。

これを聞いてどういう印象を持つでしょうか。
私は正直に言って不安になりました。「はやぶさ」のサンプル採取も成功はしましたが完璧にこなせたわけでなく、プロジェクトに関わった人たちの懸命の努力といくつかの幸運の賜物でした。それでもギリギリだったのに今度はそれ以上のことが果たしてできるのか、と。
更に今回は「はやぶさ」の成功により期待も関心も段違いです。
失敗した時のマスコミの反応などを考えると不安が大きくなってしまいます。
もしサンプルの採取、帰還に失敗したら……そんな不安が拭えません。
「はやぶさ2」に対する反応を見ると、あたかも「はやぶさ」が完璧にミッションをこなしたかのような賞賛の声が多いように感じられます。ですが実際にはギリギリの綱渡りを渡りきって、満身創痍での帰還だったことを忘れてはいけないと思います。
「はやぶさ」のドラマは多くの感動を呼びましたが今度はもはやドラマなど無い、非の打ち所がない完璧なミッションを見せてしまって構わないのです。今や日本中、いえ世界の人々が彼女の旅に関心を持っているのだから。

「はやぶさ2」が挑むのは前例のないミッションです。そして、日本は技術はあれど米露等に比べれば実績も劣ります。地球以外の星へ探査機を送ったのも数えるほどしかないのです。それを踏まえてあまり浮かれ過ぎないように経過を見守りたいと思います。


世界から冒険が消えたというのなら
一緒に冒険を探しに行こう
神の奇跡も届かない世界の果てで
ボクは夢の欠片に手をのばす
キミの代わりに
キミと一緒に
『現代萌衛星図鑑』より


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

2010年、『星空のメモリア EterenalHeart』が1月に発売されました。6月にはやぶさが地球に帰還。そして11月には『星空のメモリアCOMPLETE』が発売。
もしかしたらこの年は、多くの人が宇宙を見上げるきっかけになった年だったのかもしれません。

そして『星メモ』の物語がひとまずの終わりを迎えるとともに、『アストラエアの白き永遠』の企画が始まりました。
そして、『アストラエアの白き永遠』が発売された2014年、はやぶさ2は旅立ちます。
計画通りならば、彼女の帰還は2020年。果たしてその時、私たちはどんな気持ちで空を見上げるのでしょうか。

アストラエアの白き永遠 応援中!!
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