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【星空への憧憬】地球の織姫と彦星〜きく7号〜

まえおき

この記事は星や宇宙をテーマにしたPCゲーム『星空のメモリア』『アストラエアの白き永遠』が好きな管理人がそれらのテーマに関わる話を紹介する記事です。

☆この記事は『星空のメモリア』のキーとなる七夕伝説の名を持つ衛星についての話を紹介する記事です。
☆この記事には人工衛星の擬人化要素が含まれます。
☆この記事は主にしきしまふげん著『現代萌衛星図鑑』と、ネット上の情報を引用、要約した記事です。
☆管理人は専門の知識は全くありません。技術的な部分については完全にコピペです。ご了承ください。


現代萌衛星図鑑現代萌衛星図鑑
(2009/06/10)
しきしま ふげん

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☆☆☆☆☆☆☆☆☆

おりひめ、ひこぼしの名を持つ人工衛星をご存知でしょうか。
技術試験衛星「きく7号」
宇宙空間でのランデブー、ドッキングの技術実験のために作られた、チェイサ衛星とターゲット衛星の、二人で一つの衛星。
それまで人の手で行っていたドッキングを衛星自身で行う、その技術実験のために生み出されたのがこの衛星です。
それまでのドッキングは宇宙飛行士が操作して行うもので、それはとても荒っぽいものでした。
秒速5cm〜10cmでドン、とぶつかるものでかなりの衝撃を伴いました。
それに対して「ひこぼし」と「おりひめ」は秒速1cm以下のとてもゆっくりとした、穏やかなドッキングを行います。それはまるで恋人が手をつなぐようで、二人には「おりひめ」「ひこぼし」という愛称が付けられました。

1997年、「きく7号」は宇宙へ飛び立ちました。そして、まず極々近くでのドッキング実験をクリアした後、本番の実験に臨むことになりました。
その実験は、偶然にも1998年の7月7日に行われました。
2mの距離を置き、ゆっくりと近づき、「ひこぼし」は「おりひめ」をしっかりと抱きとめました。
世界で初の無人衛星同士のランデブー・ドッキングでした。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆

一月後、実験を順調に重ねた2人は最後の試験に挑みます。
525mも離れた位置からのドッキングです。
しかし、今まで順風満帆だった2人に試練が訪れます。
「ひこぼし」のトラブルにより「おりひめ」に接近しても遠ざかってしまうということを繰り返すうち、元々は525mだった距離はとうとう12kmまで開いてしまいます。
原因はスラスターの不調と、もう一つはプログラムの問題でした。
スラスターは実際には正常で解決策が後に見つかりました。
一方のプログラムの問題は「ひこぼし」の優しさが原因でした。静かに「おりひめ」を捕まえるために「ひこぼし」に施された安全措置が、「おりひめ」へ接近するたびに「危険だ」と判断して接近するのを妨げていたのです。
スラスターの不調でふらふらし、いざ近づくとやっぱりダメだと引き返す。そんなヘタレ気味な「ひこぼし」を地上の技術者はお盆休み返上で応援しました。
「おりひめ」も消費電力を抑え、じっと彼の来るのを待っています。

そして、当初の予定から3週間遅れではありますが、1998年8月27日、ひこぼしは確かな足取りでおりひめに近づき、彼女をしっかりとつかまえました。
その後2人は離れることなく、共に様々な実験を行い続けました。

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そして2002年。2人は衛星としての機能を停止しました。
やがて大気圏に再突入し、光となるまで「ひこぼし」と「おりひめ」は離れることなく寄り添いながら、地球の空を巡っていくのです。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「さきがけ」「すいせい」の2人の物語が燃えの衛星の極致だとすれば、「ひこぼし」「おりひめ」の2人の物語は萌えの衛星の極致といっていいのではないでしょうか。
おっかなびっくり近づく「ひこぼし」と、じっと彼を待つ「おりひめ」。
そしてそれをヤキモキしながら見守る地上の人々。
お話としても起承転結が出来すぎています。けして壮大な話ではありませんが、七夕伝説の名を持つ衛星の話を知った時、誰かに教えたくなりました。

そして、「ひこぼし」と「おりひめ」の成果を受けて作られたのが「HTV(こうのとり)」なのです。
つまり「HTV」は「ひこぼし」「おりひめ」の子どもと言ってもいいでしょう。
技術試験衛星「きく」一族として地球に生まれた彦星と織姫の残した成果は、今や世界中の人が知るところとなっているのです。

『星空のメモリア』好きとしては、好きな衛星は?と聞かれたら「きく7号」と答えていこうかと思いました。

星空のメモリア COMPLETE 応援中!!
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